対局に関して

レーティング

2012/9 席主


チェス界の棋力判定方法であるレーティング方式を、将棋界に導入したもの。

  1. 各自、(自己申告にて)自分の棋力を表すレーティングを最初に設定する。
  2. 勝敗によって、自分と相手のレーティング点数が増減する。
  3. ある一定局数以上、対局すれば、レーティング点数は安定してくる。
  4. それが、現在の自分の実力を示した点数。これによって、自分の実力を動的に正確に判断できる。

段位とレーティングの換算

3000点 八段
2800 七段
2600 六段
2400 五段
2200 四段
2000 三段
1800 二段
1600 初段
1500 1級
1400 2級
1300 3級
1200 4級
  
1100点 5級
1000 6級
900 7級
800 8級
700 9級
600 10級
500 11級
400 12級
300 13級
200 14級
100 15級
   0 初心者

各段級の境は、丁度上下段級の中間点。
例えば、初段は、1550~1699点まで。5級は、1050~1149点まで。
参考 最高R

レーティング計算方法

登録直後はRが不確実なため、登録直後から24局目までRが大きく増減する初期式を使用する。

初期式 新R=旧R+((相手R-旧R)±400)/(N+1)
通常式 新R=旧R+((相手R-旧R)±400)/25 (今までと同じ計算式)

ここで、Nは通算対局数。±は勝った場合+負けた場合-の意味。
(24局目で初期式と通常式の形は一致する)

  初期式 通常式
適用範囲最初の24局目まで25局目以降
R2800以上通常式で計算
対局数は+1増える
普通に計算
R200以下通常式で計算
対局数は+1増える
負けた場合
通常の半分減るだけ
0点より下がらない
勝ってマイナス
負けてプラス
のケース
+1
-1
を下限とす
同左
勝って+31以上
負けて-31以上
のケース
そのまま
上限なし
+31
-31
を上限とす
中断判定通常式で計算
対局数は+1増える
対局開始時の
R点で計算
中断再開再開時点の対局数で
どちらの式を使うか決定
再開開始時の
R点で計算
対局相手の
R計算
普通に計算(注1)同左
少なくとも一方が
2600以上で
400を超えた差がある
相手との対局
指導対局扱いとなり
計算せず
対局数(勝敗分数)は+1
同左
  • 注1)対局相手のR計算例
    初期登録1局目R2000点 対 普通の人(通算25局以上対局済み)R2000
    初期登録者が勝ったら初期登録者+200点、普通の人-16点
    初期登録者が敗けたら初期登録者-200点、普通の人+16点
    ということ
  • 注2)レーティング挑戦の制限
    400点以上離れた下位者への挑戦はできません(ただし下位者が再開待、先約待の場合は可能)。逆の下位者からの挑戦は可能です。
  • 注3)R4000以上の対局はR点&勝敗変動しない
    R4000点以上は運営側で特別に作成したアカウントです。指導対局用や電脳さんなどがあります。R4000点以上同士の対局、R4000点以上と普通のアカウントの対局が対象です

 

※備考:自分が一手も指さずに投了した場合、レーティングや勝敗は変動しません。ただし、一手も指さずに投了を繰り返すことは相手に迷惑をかけますので、イエローカードの対象となります。

初期式R推移

同じRの相手に、連勝、連敗した時のR推移

初期式R推移

通常式R増減早見表

(勝ったほうが+、負けたほうが-)
R点差

上位者が
勝った場合

下位者が
勝った場合

 0~12 ±16 
13~37 ±15 ±17
38~62 ±14 ±18
63~87 ±13 ±19
 88~112 ±12 ±20
113~137 ±11 ±21
138~162 ±10 ±22
163~187 ± 9 ±23
188~212 ± 8 ±24
213~237 ± 7 ±25
238~262 ± 6 ±26
263~287 ± 5 ±27
288~312 ± 4 ±28
313~337 ± 3 ±29
338~362 ± 2 ±30
363~    ± 1 ±31